最近は医療が発達しているので、早産で生まれても、ある程度の入院は覚悟しなくてはなりませんが、立派に成長していく子供が多いです。
妊娠30週ほどで出産した場合、後遺症の心配がかなり減りますが、それでも、歯のエナメル質がなかったりと、ちょっとした時、「もしかして未熟児で生まれました?」と聞かれます。
ただし、この乳歯エナメル質形成不全という状態は、成熟児でもまれに見られる症状だそうなので、乳歯エナメル質形成不全=未熟児とは判断できかねないようなのですが、乳歯がエナメル質形成不全でも、永久歯には問題ないということもあるので、あまり悲観的にならずにいて欲しいです。
身内でそのような話をちょっと聞いたので、今回紹介しました。
乳歯はもともと正常な状態でも弱く、虫歯になりやすいと言われています。
それが、エナメル質もないとなると、かなりの確率で虫歯になりやすいということですよね。
したがって、食後の歯磨きはかなり丁寧に行う必要が出てきます。
子供の中には歯磨きや特に仕上げ磨きを嫌う子供は少なくないと思います。
特にそのような状態の歯であれば、お母さんとしては、虫歯を作らせるものかと必死になって仕上げ磨きをしようとするかもしれませんが、歯磨き嫌いになっては、元も子もありません。
遊び感覚で、歯磨きをさせるようにして下さい。
時にはお母さんと子供で仕上げ磨きごっこをするのもいいことだと思います。
歯磨きは楽しいものだということ、すっきりするということが次第に分かってくればいいですね。
「乳歯はどうせ抜けるから」と思っている方がいるとしたら,それは誤解です。乳歯には次のような大切な役割があるのです。
1.食べ物をかみくだいて,消化吸収をよくし,栄養を摂取する。
2.発音を助ける。
3.顔の形を整え、あごの発育を助ける。
4.将来はえてくる永久歯のための場所や,上下の咬み合わせの関係を確保する。
このように,乳歯は子どもの歯や口の健康機能獲得のために,非常に重要な役割を果たしているのです。もし虫歯などで乳歯が本来抜けるべき時期よりも早く抜けてしまうと
食べる,話すといった口を使うことを覚えるのを妨げてしまいます。
抜けた歯の隣の歯が傾いてきて,永久歯のはえるスペースがなくなり,最終的に永久歯の歯並びが悪くなってしまいます。乳歯は永久歯がはえてくるためのガイドの役割を担っているのです。
前歯が早く抜けた場合,飲み込むときに舌を前に出す癖のような,歯並びやかみ合わせを悪くする癖がついてしまう場合があります。
乳歯は生えそろってからすべて抜け落ちるまで大体10年間使うことになります。乳歯が無事に永久歯に生え変わるまで,ていねいに見守ってあげましょう。
乳歯は前歯が上下左右で8本,犬歯が上下左右で4本,奥歯が上下左右で10本,合計20本あります。乳歯の構造は,基本的には永久歯と同じで,一番外側は水晶のように硬くて丈夫なエナメル質,その内側は象牙質,さらにその内側は歯に栄養や血液を送る歯髄(しずい)(一般では神経と呼ばれる)からできているのです。ところが, 乳歯は永久歯に比べて,エナメル質と象牙質の厚みが薄いのです。また,硬さも永久歯よりも柔らかいのです。ですから,いちど虫歯ができると,進行がとても早く,歯髄(しずい)まで到達するのに時間がかかりません。その上,乳歯は永久歯よりも痛みを感じにくいため,たとえ歯髄(しずい)の近くまで虫歯がすすんでいても,子供は「痛い」と言わないことが多いのです。つまり,乳歯は虫歯になりやすく,しかも虫歯に気づきにくいのです。